宿泊業をメインに人材をご紹介する私たちは、日々の登録面談で、読解を含む日本語能力はもちろん、
「英会話力」が実際の業務で通用するレベルかどうかを見極めるテストを行っています。

「~できますか?」と質問すると、返ってくる「はい、できます。」
しかし、私たちが想定する「できる」と、彼らが答える「できる」には、しばしばギャップがあるのです。

彼らの「できる」は、「今はできないけれど、今後経験を積めばできるようになる」というニュアンスを含んでいることが多いのです。

例えば履歴書に「日常英会話レベル」とあれば、私たちは簡単な自己紹介ができる程度を想定します。
一方「ビジネス英会話レベル」とあれば、経歴や自己PR、前職で学んだことを次の会社へどのように生かせるのかを伝えられることを期待します。

ですが実際には、「日常英会話=名前と出身地だけ」で終わってしまうケースも少なくありません。
私たちが求める最低限の自己紹介とは、「名前・出身地」に加えて「できること(I can ~)」「わからないことを質問する(Could you tell me ~)」を簡単に伝えられること。

そこまで話せなければ、「日常英会話ができる」とは判断できないのです。

だからこそ、面接では「本当にできるのか」を掘り下げて聞く必要があります。
例えば、
「日常英会話はできますか?」ではなく、
「道に迷ったときに、目的地までの行き方を尋ねられますか?」といった具体的な質問を投げかけてみるのです。
弊社では、そこからロールプレイをしたりすることもあります。

すると「今はできないけれど、3か月学べばできるようになる」という意味での「できる」が見えてくることがあります。

採用の面接は、“現状の力”を見極める場であると同時に、“伸びしろ”を確認する場でもあります。
「できる」を表面的に受け取るのではなく、その言葉の裏にある本当の意味を引き出すことが、採用成功の第一歩です。